大震災で失われた、ヴォーリズ建築 | アット高槻 −北摂から面白いことあれこれ−

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主に高槻市・茨木市を中心に北摂地域のイベントやお店等の街ネタを紹介していますが、たまには京都・神戸などへの遠出もありです。
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大震災で失われた、ヴォーリズ建築
 我家の今年のカレンダーは、ヴォーリズ建築を描き続けておられる小阪謙造画伯の作品カレンダーで、3月は日本基督教団福島教会の絵になっています。でも、もうこの建物を見ることはできません。東日本大震災では、人命、財産、仕事、建築その他言い表せないほど多くの物が失われ、私が何か書くと言う事はとても出来ないけれど、毎日この絵をながめていると、つくづく残念な気持ちが湧き上がってきます。

 多くの人の命や努力を、一瞬で押しやった自然災害。だけど建物などの場合は、全く修復不可能と言う事も言えないだろうと思う。経済面、構造強度の面など、それぞれの諸事情で、復旧や保存が難しい。しかしこの地の教会として、これ以上優れた建築は、まず造れないと思うと、つくづく建築の文化財としての価値を、どう捉えるかが課題だと思う。

 カレンダーの絵と、他に知っているヴォーリズ建築からも、この建物の美しさはおよそ解る気がする。それに、ヴォーリズの建築を多数紹介されているブログなどを見ると、内部空間もすばらしい。でも、もう取り壊されてどうすることもできない。せめて近畿にある歴史的建築物に、機会あるごとに足を運び、目と心にしっかり刻んでおくことにしよう。

 一つの文化財が消えることは、その建物に込められた精神性や生命力が消滅する事。そして同じレベルの価値ある建築物を造る事は大変困難で、無機質な工業製品のような建築が、生活環境を埋め尽くしてゆく。街や風景を見て心和んだり、教会などの建物の内部空間で、自然と醸し出される心の落ち着きや、感動を味わうことができなくなる。もうここまで少なくなった文化的価値のある建築は、所有者の判断で建て替えたりせず、公的機関が全力を挙げて保存すべきではないかと思う。生物には絶滅危惧種があるけれど、建築にもそれを危惧してしまう。
 
【参考ブログ】
ヴォーリズを訪ねて(写真が素晴らしいです)
喫茶店で瞑想して、銭湯で元気になる「福島を行く さよなら福島教会」(跡地の様子)

暦

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